また天都山にきてしまった。

また例の家に入る。



玄関から入ってすぐ左の部屋に入ると、なぜか友達が何人かいた。

一体何をしているのか聞くと、

「虫の駆除をしている」

との事だった。

そうこうしているうちに、やけに足の長い蜘蛛が現れた。

友達のI藤が

I藤「スリッパ持って来い!早く!」

とせかしたが、結局スリッパは間に合わず。

I藤は素手で蜘蛛を叩いた。

 
 
メイホン「ちょ、おま・・・」

I藤「これぐらいできなきゃ、この仕事はやってられんよ」

蜘蛛を素手で叩くなんてすごいなぁと感心してしまった。



そしてふと振り返ると、さっきまで何人かいたはずの友達が誰もいない。

メイホン「あれ?I藤?」

気がつくとI藤もいなくなっていた。

いつの間にか部屋は私一人になっていて、がらんとした雰囲気だ。



私は急に怖くなり、友達を探しに部屋から出た。

するとさっきまで昼間で明るかったのに、部屋から出た瞬間に夜になって暗くなった。

私はさらに恐怖心が大きくなり、すぐに家から走って逃げ出した。



外は暗く、紫色の雲が空を覆っている。

どの家も明かりは点いてなくて、シーンと静まり返っている。

私はとにかく天都山から降りて街に出ようと思った。

空を飛ぶために軽く助走をし、跳ねて空に舞った。

順調に飛行をして街に下りている・・・



はずだったのだが、何かおかしい。

景色が一向に変わらない。

そのうち何者かに引っ張られるように天都山に引き戻されてしまった。

天都山から離れようとして何度も飛んでみたが、どうしても戻されてしまう。

困っていると、明かりがついている家を1件見つけた。

私はすがるような気持ちで明かりへ向かったが、近くに行くと消えてしまった。



私の恐怖心は限界に達していた。

そして静かだった辺りに、急に音が聞こえてきた。

ザザザザザザという、草むらを何者かが駆けている音だ。



目をこらすと、黒い影が遠くから右へと駆けて行ったのが見えた。

かと思うと今度は左へ駆けて行った。

黒い影はジグザグに移動しながら私へ近づいてくる。

やがて私の前でピタリと止まった。



影の正体は、黒い長髪にワンピースの、サダコだった。

私が硬直していると、サダコは左手をゆっくりと伸ばしてきた。

そして・・・



サダコ「ズグダンズンブングンゲームやらないか?」

と言った。

メイホン「ズグダンズンブングン♪ ゲスパンツンサンプン♪ エスペンソン・カスパンシン・ケスパンスンカンタンクン♪」

延々と踊り続けた。
 

コメント

苓
2009年3月5日2:12

長編大作だなー( ̄▽ ̄;

Ley
2009年3月5日16:19

伏字になっていないような・・・。

nophoto
メイホン
2009年3月6日12:57

長かったな~。つづくにすればよかったか・・・

気分でw

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