でも何かやっぱり引っかかるんだよな~っと思い、

私が問題を作る人の立場になって考えてみた。



「確率の問題を作ろう・・・。

身近なものでトランプを使うとわかりやすいだろう。

トランプが1~13までの数字と4種のマークで構成されていることは皆知っているだろうから、長文を使わず『トランプ』と書くだけで複雑な舞台が出来上がる。

1枚ランダムに引いて箱の中に入れて、その後ランダムにダイヤ3枚引いて、1枚目の確率を当てるという内容にしよう。

これが実は若干引っ掛けになっていて、1/4と直感しちゃう人がいるんだよね~プクク。

もし1枚目がダイヤだとすると、その後3枚続けてダイヤになる確率は下がる。

だから1枚目はダイヤの確率が下がっていることになる。

よしこれでいこう」



こうして問題を書いていくのだが、

『そして、残りのカードをよく切ってから3枚抜き出したところ、3枚ともダイヤであった。このとき、箱の中のカードがダイヤである確率はいくらか。』

「あ・・・れ・・・? 何か文章おかしいかな? いやおかしくないよな?

いやいや待て待て、何だこの違和感は・・・」

頭の中で、思考でこの状況を再現してみる。

「ああ、わかったぞ! よく切ってから引くと言っているのに、俺はダイヤ3枚と最初から決め付けていた!

たとえ思考でもランダムに引いて任意のカードを出せるのはおかしい。

違和感はこれだったんだ!

いやでも問題で出すぶんにはこれでいいよな? ダイヤ3枚だったという仮定だし・・・」

頭が若干混乱してくる。



「俺はダイヤ3枚だったという問題を出したい。 でもランダムに引くのだから、当然ダイヤ3枚以外にも、全ての組み合わせのマークが出る場合がある。

その時には問題は成立しない・・・?

いやいや、たまたま過去にダイヤ3枚だったという話だ。おかしくはない。

でも待てよ・・・。その『過去に引いたカード』だって、ダイヤ以外だった可能性がある。

その可能性の中から、『俺はダイヤ3枚と決めている』と言って、ダイヤ3枚を選んでしまっている。

可能性を選ぶということは、常識とかけ離れている。

だから違和感を感じるのか・・・?

ランダムに3枚カードを引く場合、ダイヤが最低でも12枚入っているのだから、たまたま3枚ともダイヤだったとしてもおかしくもなんとも無いはず・・・」

つづくw

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